2016年7月の例会報告

日時 7月17日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで

研修内容
午前
9:40 出席者点呼・会務報告
10:00 素問輪読(4) 進行 野間先生
10:50 休憩
11:00 臨床あれこれ 発表:中谷美紀先生 岸田先生
司会 山森先生
12:00 昼食

<研修班>13:00~16:40
13:00 取穴(足少陰腎経)
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

朝の挨拶 担当 二木先生
EU離脱、フランスでのテロ、国内での参院選、都知事選の話題から、8月の名古屋での夏期研修でのテーマについてのお話でした。
経絡治療に取り組む鍼灸師の会員数が減少傾向にあり、将来性への危機感を感じるとの事。

また 最近の臨床報告として、
二木先生が 息子さんの空手道場へ付き添った際、股関節の痛みを訴える子供や骨盤のズレや肉離れを起こしている子に その場で提鍼治療を施して回復させることができた事例を挙げられ、我々の技術は 鍼という携帯できる道具で最大限の効果が発揮できる素晴らしい技術を有しているとのお話をされました。

朝の挨拶2016年7月

朝の挨拶2016年7月

 

素問輪読 第4回 金匱真言論篇 担当 野間先生
この篇では 原理原則、これだけは変わることがないという事が述べられています。
陽気を上手く保つ事の重要性、夏に汗をかかない生活をすれば、秋に体調悪化を招くことになる、ということも書かれてあります。
臨床においては心眼を開いて、正確に判断しなければならない、という文言から 実際の臨床で気を付けている心構えを数人の先生に答えてもらいました。
問診は聞き方によって 患者の答えが変わってしまうので、鵜呑みにはせず、正確に見極める必要がある、とのことでした。

素問輪読2016年7月

素問輪読2016年7月

 

臨床あれこれ
①担当 中谷美紀先生
3ヶ月前から担当されている症例。
29歳の女性  主訴:関節リウマチ
2歳の時に発症し、全身型で完治は難しく薬物療法での治療を長く続けておられる。
リンパ節腫脹あり 熱も変動しやすい。
重度で在宅治療されているため、週3回の訪問治療を行う。
→軽い症状から取っていく治療をスタートし、頭痛、腰痛などの自発痛と倦怠感が少しづつ緩和され、回数を重ねる内に上肢下肢のむくみが取れてきた為、体重も その分減少した。
症状が重度であった為、当初は治療も遠慮がちではあったが、徐々にさまざまな症状に改善がみられるようになり、正解のない治療に悩みながらも取り組んだ成果がみられ、今後の自信に繋がる事例となった。

臨床あれこれ①2016年7月

臨床あれこれ①2016年7月

②担当 岸田先生
14年前の症例: 50代の女性  主訴:腰背部痛、膀胱炎(服薬あり)
3回目の治療後、主訴の腰背部痛が ほぼ改善されたので 「今日で治療は終了します」と告げると、他の治療院では 症状が軽減していても 来院の継続を促されるのに、先生は商売気がなく、患者の事を よく考えてくれている、と感心された事が印象深く記憶に残っている。
その後は自ら 健康管理のために2週に1回のペースで来院されるようになり、来られない時期もあったが 60代になられた今年からは 週に1回 保険を使っての治療を再開している。
14年前の治療時に 目先の利益を優先するような方向性を取っていれば、このような長きに渡る患者の信頼を得られる可能性は低いと思われる。
夏に悪化する頻尿の症例: 60代の女性  主訴:疲れ 肩こり 手の痺れ 夜間頻尿
毎年 5月~10月にかけて夜間頻尿がひどく 熟睡できない。
この方は お茶の栽培をされていて 5月からの忙しさと 夏の外での作業で汗をよくかくことが原因となっている。
→奇経治療を施し、水分、塩分、ミネラル不足は常に補うように、また腎を補う黒豆、黒酢なども積極的に取り入れるように指導する。

臨床あれこれ②2016年7月

臨床あれこれ②2016年7月

 

実技風景(1)2016年7月

実技風景(1)2016年7月

実技風景(2)2016年7月

実技風景(2)2016年7月

報告者:木下ゆかり