3月の例会報告

平成24年3月18日 草津まちづくりセンター    

午前9時40分~午後16時30分まで  

内容

午前「難経読み合わせ」      藤﨑慎司先生 

  「各臓の病症と治療について」 二木清文先生

  「気功指導」         中尾俊哉先生

    
午後 取穴(実践的な取穴練習)、小里方式

午前は小林久志先生による会長挨拶から始まりました。

一つのことに徹すること、何でも一つのことに対してどっぷりはまると他が見えなくなる職業病に対するお話がありました。何をしていても常に仕事目線で考えるということは、その道のプロにありがちなことではあるが、そのくらいはまれる仕事に出会えるというのは幸せなことで、仕事に対する向き合い方を考える機会があったとのことでした。

また、日々の臨床のなかで、「本当に治るということはどううことか」ということを考え、治療してよくなり、また同じ痛みで治療が必要となり来院というのを繰り返すのは本当の治療となっているのか?
なかなか改善しない、その人の病気の原因となっている生活背景をも視野に広げてみることで改善したということから、反省を含めた報告をしていただきました。
午前最初の講義は、藤﨑慎司先生による「難経読み合わせ」でした。

今月は26難、27難の読解進行をしていただきました。26難は、経と絡とは常に脈気が循行している道筋とされ、27難は奇経八脈の機能について説かれています。
次に二木清文先生による基礎講義「各臓の病症と治療について」のお話でした。

 

今回の講義は腎陰虚、腎陽虚に対する中医学の考えについてでした。
見分け方については明らかにわかるものについてはすぐ決定するとして、脈診だけにとらわれないようにとお話がありました。臨床では症状によって「締まった脈」にする、まだ締まりのない少し手前で鍼を止めるなど、自分のペースで体を巡らせることができる鍼をするというお話を聞くことが出来ました。
また、例としてがんの人が数脈というケースは、がんにより胃の気の脈がなくなり薄い脈になり、薄い脈ではまわらず困るので早くまわそうとするためということを教わりました。

午前の最後の講義は、中尾先生の気功指導でした。
今月は先月に引き続き重心移動の一連の動きを行いました。

午後の実技は取穴からはじまりました。
今回は会員からのリクエストを含めた肝経、脾経、胆経、小腸経をみていきました。
漢方鍼医会が独自にまとめあげた取穴書に基づくものであり、一般的なツボの取り方と異なる部分も多くあります。ひとつひとつ丁寧にみていきました。
当会では臨床に役立つ経穴の取り方を学んでいます。

取穴の次は基礎班と研修班合同とに分かれて基本刺鍼をしました。

合間にお茶の時間を挟み、実技の後半は基礎班と研修班合同で4台のベッドに分かれて小里方式を行いました。
花粉症の人には辛い時期でもあり、ちょうど会員の中にもモデルがいましたので花粉症の治療について二木先生から指導していただきました。そして薬の影響で内熱が溜まりお腹が硬くなるということを実際にみることができました。
今月の例会後の指導者研修会では、「基礎実技特訓講座・脈診」が行われました。

脈診だけでなく望診から先月までの項目を全て含めたものとしました。
興味を持たれた学生の皆さん、先生の皆さん、和やかで温かい滋賀漢方鍼医会に一度お越しください。また、わからないことがあれば何でも聞いてみてください。

一緒に笑って楽しく勉強出来れば嬉しいです。お待ちしております。

                 報告ページ担当 大野沙織 .

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