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更新日:
2007年6月22日
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月例会の報告



 平成19年6月17日 草津市まちづくりセンター

  午前9時40分〜午後5時まで

   内容
    午前 
「五臓の生理ー腎」  高柳尚子先生 

         「症例発表」     島荘徳先生、安井良憲先生

    午後 「取穴法」

        「腰痛症の治療A」 
        「基本刺鍼」 
        「小里方式」

小林先生の挨拶では、アメリカだけでなくヨーロッパでも鍼灸において細い針を使うことが多くなっているという現状について話されました。その理由としてまず、痛みのない針が望まれていること、人間関係が難しくなった現代社会では、気を使うことが多いことや、虚体の人が多くなったことにより、痛みの少ない針が好まれているのではないかと考えているということでした。日本だけでなく、海外でもこのような需要が増えてきているということは、漢方鍼医会が行っているような瑚Iを使っての鍼治療は最先端を進んでいるのではないかということを再認識させて頂きました。
午前
午前の講義では、第一席で高柳尚子先生が「五臓の生理―腎」について発表されました。腎の生理には欠かすことの出来ない腎精、腎陰、腎陽などの働きの話から意見交換が広がり、臨床における腎陽不足や腎陰不足の症状や、治療法など非常に貴重なお話を聞くことが出来ました。
第2席目は、学生会員である島荘徳先生と安井良憲先生の臨床報告でした。安井先生は患者さんにしっかりと瑚I治療の説明をし、了解を得たうえで行なったということで患者さんにも受け入れていただけたということでした。
午前の講義
 島先生は毫鍼と瑚Iを組み合わせての治療をされましたが、治療を受けた全ての患者さんが、とても気持ちが良かったという感想を持たれたということでした。針の効果もあり、また患者さんの気持ちが穏やかになったということです。島先生は日頃から鍼灸師のしんという字は心の意味もあるという考えを持っているが、瑚I治療では患者さんの心も穏やかに出来る素晴らしい治療であると再認識したと発表されたことが印象的でした。学生会員のお二人とも発表をするということで、もう一度瑚Iについて深く考える機会があったように思いました。とても良い発表だったと思います。

午後

午後の実技は取穴から始まりました。今月は心経と小腸経の取穴でした。陽谷の取穴では手首を回内回外することで尺骨形状突起の確認をしっかりした上で取穴することの大切さを感じました。取穴に引き続き基本刺鍼を行ないました。今月は先月に引き続いて、腰痛の疾患別治療法についての実技指導がありました。前回の復習も兼ねて骨盤のゆがみの確認方法や矯正法を行ないました。後上腸骨棘や後下腸骨棘をしっかり触診して左右の高さを比べるという検査方法を順次に行ないました。しっかりとした鍼治療を行なった後でこのような補助療法を行なうことで、より矯正の効果も上がるため、このような療法を知っておくことは大切だと感じました。
腰痛の補助療法実技風景
次に触診を行なってある程度お腹の状態を想像した上で脉診や腹診に進み、証をたてるという方法で小里式治療法を行ないました。 それぞれが触診をしながら病理やお腹の状態を想像した上で腹診をすることで、腹診の情報量の多さを改めて再確認しました。想像をしながら証をたてることで、より深く病理についても考えながら証だてに進めるように思いました 小里式治療法実技風景