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更新日:
2007年11月27日
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月例会の報告



 平成19年11月18日 エル大阪
  午前9時40分〜午後5時まで

   内容
    午前 
シンポジウム 

        「漢方鍼治療のこれから」 円入勝彦先生 中本功一先生 二木 清文先生

    午後 実技
        「基本姿勢・基本刺鍼」
        「腹診・脉診・選経・選穴」 

        「小里方式」

 今月は大阪、福岡、滋賀の3地方が集まり、東京からの参加もあってのオープン例会でした。普段とは違うメンバーでの例会であり、いろいろな角度から学ぶことが沢山ありました。

 午前
 午前中は、各地方から一人ずつシンポジストが出て、「漢方鍼治療のこれから」についてのシンポジウムが行なわれました。大阪漢方の中本先生は、今の漢方鍼医会はいろいろな効果があり、治療法がむほう状態である。これは、臨床を固定化しないという考え方を重視したためでもあろうと述べられました。そして、自分の治療法を説明しなければ、名人芸になってしまうことを危惧されていました。確かに、自分の治療法を説明できるということは、病態、病理状態まで把握できていることであるため、とても大切なことであると思いました。また、中本先生は、鍼灸師は学、術どちらが欠けてもいけないため、これからの漢方鍼医会では、基礎を固め、今まであることをもう一度しっかり理解することが必要であろうと述べられました。
 続いて、滋賀漢方の二木先生は、治療をして効いた、だけではダメであり、その治療について説明できなければならない、という方向に向かっていくだろうといわれました。今の漢方鍼医会は、認識が地方ごとにずれており、手法、技術の低下についてもこのままではいけないと考えておられました。特に軽擦、取穴、営衛の手法については、この5年でしっかりしなければ、伝承できないのではないかと述べられました。また、学については中本先生と同じ意見をお持ちで、古典を基礎に五臓六腑の生理、病理をしっかりを学ぶことが大切だと述べられました。
 福岡漢方の円入先生は、気血津液論の重要性を述べられ、手法をしっかりするためにも理論もしっかり詰めていかなければならないと述べられました。また、選穴と取穴について、もっと理論を含めて詰めていく必要があるなど、学について深めていくことの重要性を述べられました。
  3人の先生がそれぞれに今以上に漢方鍼医会をよいものにして、学術ともに伝承していきたいという思いをお持ちであると感じました。 質疑応答の時間には、大阪漢方の森本先生、岩本先生などが筆問され、活発な意見交換の場となりました。病理の重要性についてどう考えるかの質問に対しては、3人の先生とも病理がないと治療できないなど、病理の大切さを感じていらっしゃいました。特に二木先生は、病理、病理産物の考えを組み立てることが、これからの突破口となるだろうとおっしゃっていました。

午後

午後からは実技の時間でした。基礎班も含め、全部で7つのグループに分かれました。 指導の先生が7人各班に順番に回って下さいました。まず1限目は、基本姿勢と基本刺鍼の確認をして頂きました。いつもとは違う先生方にチェックしていただけるため、普段とは違う点にも気付くことが出来、大変勉強になりました。

 2限目は、モデル患者にでてもらい、腹診、脉診を行ない、その整合性、病体把握や病理産物の触知、病理考察を行ないました。実際に軽擦したり、選穴を行なう場合にもその選穴理論についてしっかり考えて証決定、選穴に進みました。最後に3限目には、小里方式の実技を行ないました。2限目に学び、実践したことをもとに治療まで進めることが出来、大変勉強になりました。 各地方が集まってオープン例会を行なうことで、色々な意見交換が出来た素晴らしい例会となりました。