午前は、始めに2008年度総会を行い、その後から講演に入りました。
今月は、二木清文先生による特別講演でした。「漢方はり治療の歴史と夏期研に向けて」、と題しまして、経絡治療の始まりから、漢方はり治療の証決定への手順など、幅広くかつ分かりやすく講演してくださいました。
手当て(治療)をするうちに経絡というものが確立され、その経絡を運用する目的で鍼灸が開発されたと聞き、治療をする上で、目的とすることを忘れては行けないと思いました。そしてもう一度、治療とは、鍼灸とは、経絡とはということを考える良い機会となりました。 |
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古典の話を聞くことで、古典とは生命体としての感覚が優れていた祖先が残してくれた知識の宝庫であることを改めて感じました。また、脉状診や病理考察に基づく証決定を行っている漢方はり治療のの素晴しさも再確認しました。
最後に今年の夏期研のテーマでもある「証決定への手順」について講演してくださいました。用いる経絡と経穴を選んだ両方の理由が必要であり、それには生理と病理をしっかり考え、説明の出来る治療をしてくことが大切であるということでした。それは、まさに滋賀で行っていることであり、夏期研に向けてもっと深めていくことが大切だと思いました。 |
午後
午後の初めの実技は脾経と胃経の取穴を行いました。いつもはベテランの先生が取穴の指導をしてくださいますが、今回は中堅の先生の指導のもと取穴を行いました。教える側になることで、取穴の確認が出来ると同時に、学ぶこともたくさんあるため、このように進めていくことはとてもよいと感じました。
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次は軽擦を行いました。従来通り大きく軽擦してから、徐々に小さくしていき、取穴するという方法とともに、指の側腹でツボ付近を軽く軽擦する方法を教えて頂きました。軽擦する時、指のあたりを軽くするためのコツも教えて頂いたため、しっかり練習して身につけることで、取穴も更に正確になると思いました。
腹診の練習では、病理産物を確認し、病理を考えて選経選穴に進み、治療を行いました。人に治療を説明できるようになるためにはとても大切な練習方法だと感じました。
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今回は聴講生が多かったため、小里式では、聴講生のベッド2台とその他2つのベットに分かれて行ないました。聴講生の班では、姿勢や基本刺鍼、軽擦を行い、二木先生と高柳先生に実際に治療をしてもらい、身体の変化を確認してもらいました。
その他のベッドでは、実技の前半で行ったことをもとに、問診や切診で得た情報を総合して選経選穴を行い治療まで進めました。各先生が病理を説明しながら進めていったためとても勉強になりました。
参加された先生の感想
今回の実技では、目標として今まで学んできた病理産物と 臨床内容(選経・選穴など)を上手くリンクさせて治療に 移ることができるようになろうと、考えて参加させていた
だきました。結果から言うと、指導・治療して下さった先 生方により患者のWさんは治療できましたが、私の中では、 勉強不足の為か患者の病態からどうしても私にとって理解
しやすい病理産物と病態の関係を作ってしまいがちでした。 次回は、今回の反省を踏まえて病理産物とのリンクを上手 く見出せるような鍼治療を完成できるように心がけたいと
思います。 |
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