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治験発表 足関節の痛みに対する瀉法鍼

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2025年2月16日

足関節の痛みに対する瀉法鍼

発表:鳥居靖弘


1.【タイトル】足関節の痛みに対する瀉法鍼

2.【結果】痛みは消失

3.【診察】
3−1.患者 50歳男性(設計・会社役員)
 2年前から夫婦でゴルフにはまり、毎週ラウンドしている。

3−2.経過
 1週間前のゴルフ後に違和感。翌日夜から痛みだし、5日前自家用車から降りた際に激痛。整体に行ったが痛みが取れない。
 仰臥位であれば横たわることができるので、そのままマッサージをして横臥位にて刺鍼。鍼通電(2Hz-100Hzのスイープモード) 痛みは8割消失。翌日にはほぼ痛みはなかった。
 4日後、歩行時に右足首から踵にかけて痛みがでて跛行し始める。 翌日、激痛で歩行困難。足をかばっていたため、腰も少し痛い。

3−3.望診
 中肉中背・やや太り気味。
 脈は浮・やや数脈
 腹診 全体的に張りがあり、温かい
 かなり痛みがあって苦しい表情。声自体は張りがある。歩くとかなり痛みがあるようで杖を買おうと思ったとのこと

4.【考察】
 毎週ゴルフを楽しんでいるが、2年前に始めるまでは運動はほぼやっていない。 ゴルフコースは平面ではないので、毎週ラウンドしていくうちに疲労が下半身に溜まり、ぎっくり腰を発症。 かばっていたため、右足首に負担がでた。

5.【治療】
 腎陰虚と証立てして治療(復留)
 右然谷・照海周囲を瀉法鍼にて5分ほど治療
 その後、右足首を回外しても痛みはほぼ消失するが、代わりに足臨泣のあたりが痛くなるので、半米大の灸を5壮したところ、痛みが半減した。 翌朝には痛みは消失していた。

6.【感想】
 歩行困難で杖が必要と思っていた痛みが1回の治療で快癒した。来院された際の患者の様子を見て、果たして自分の手に負えるのか自信がなかったが、漢方鍼医会で習得した技法で驚くような著効を得たのは治療者としての自信になった。


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